犬の食中毒
食中毒は年中起こる可能性がありますが、梅雨の時期から夏にかけては、特に気温が温かく湿気も多くなるため、食中毒が起こりやすくなります。
これは、高温多湿な環境になると、食中毒の原因となる病原菌が活発に増殖しやすくなるためです。
ドライフードに含まれている水分率は10%以下と少ないですが、室内の湿度が高くなり、その水分をドライフードが吸ってしまうと、水分率が10%を超えてしまい、カビが発生したり、腐敗してしまう恐れがあります。
そのため、水分がもともと少ないドライフードであっても、梅雨の時期から夏にかけては、しっかり空気を出して確実に封を閉じ、水分が中に入らないようにする必要があります。
冷蔵庫保存の場合は、パッケージ内側に結露が発生したり、水分が入ってしまう可能性がありますので、好ましくはありません。
外部からの湿度や紫外線を完全に遮断できるパッケージのフードを選んだり、真空保存容器を使用するのがおすすめです。
ドッグフードは開封すると確実に酸化が進んでいきますので、なるべく30日以内に食べきれる量をこまめに購入し、その都度使い切るのが理想的だと言われています。
食虫毒が原因で起こる吐き下しや下痢は、体内の毒素を体外へ排出しようとする生理作用ですので、無理に止めない方が回復は早くなります。
その後、体内に毒素が出た上で、栄養剤の注射、抗生物質や整腸剤の投与が行われます。