梅雨の時期から夏にかけては高温多湿な気候になるため、犬にも食中毒が起こりやすくなります。


犬の食中毒


犬は人間と違い、食中毒に強いと言われていますが、細菌、ウイルス、カビに汚染されたフードを食べる事で、それらの病原菌が腸内で異常繁殖を起こし、慢性的に下痢が続いてしまう事があります。

犬のチョコレート中毒

犬がチョコレートを多量に摂取すると、嘔吐、下痢、興奮、不整脈、痙攣、発作、発熱、多尿などの症状が現れ、腹痛、血尿、脱水を引き起こす場合もあります。

ひどい場合には昏睡状態に陥り、死に至る危険性もあります。

これは、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分が心臓や中枢神経を刺激するために起こる中毒症状です。

人間はこのテオブロミンを素早く分解し、排除する事ができますが、犬はこのテオブロミンを素早く分解する事ができないため、体内に長期間蓄積が続く事で問題が生じるのです。

チョコレート中毒を引き起こす量は、チョコレートの種類や犬の体質によっても異なってきますが、体重10kgの犬であれば10g程度で症状が現れる可能性が高いと言われています。

一般的な板チョコは約70gですので、小型犬であれば一かけらでも要注意だと言えます。

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梅雨の時期から夏にかけては食中毒が起こりやすい季節です。
犬の食中毒を予防するには、飼っているサークルやペットハウスはこまめに掃除をおこない、糞尿の処理も速やかに行うようにしましょう。
散歩の後は犬の体に寄生虫の卵や細菌、ウイルスなどが付着している可能性がありますので、食事の前はぬるま湯を絞ったタオルで丁寧に拭いて、しっかりブラッシングをしてあげましょう。