犬がチョコレートを多量に摂取すると、嘔吐、下痢、興奮、不整脈、痙攣、発作、発熱、多尿などの症状が現れ、腹痛、血尿、脱水を引き起こす場合もあります。
ひどい場合には昏睡状態に陥り、死に至る危険性もあります。
これは、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分が心臓や中枢神経を刺激するために起こる中毒症状です。
人間はこのテオブロミンを素早く分解し、排除する事ができますが、犬はこのテオブロミンを素早く分解する事ができないため、体内に長期間蓄積が続く事で問題が生じるのです。
チョコレート中毒を引き起こす量は、チョコレートの種類や犬の体質によっても異なってきますが、体重10kgの犬であれば10g程度で症状が現れる可能性が高いと言われています。
一般的な板チョコは約70gですので、小型犬であれば一かけらでも要注意だと言えます。