梅雨の時期から夏にかけては高温多湿な気候になるため、犬にも食中毒が起こりやすくなります。


犬の食中毒


犬は人間と違い、食中毒に強いと言われていますが、細菌、ウイルス、カビに汚染されたフードを食べる事で、それらの病原菌が腸内で異常繁殖を起こし、慢性的に下痢が続いてしまう事があります。

犬のタマネギ中毒

犬がタマネギを食べると、これらに含まれているアリルプロピルジスルファイドという成分が、血液中の赤血球(ヘモグロビン)を破壊してしまい、中毒症状を引き起こします。

タマネギを食べた際の中毒症状は、血尿、貧血、黄疸、嘔吐、下痢などが現れます。

このタマネギ類は、加熱しても毒性が消える事はありませんので、ハンバーグやすき焼き、カレーや牛丼など、飼い主の食べ残しを少量でも食べてしまわないよう、十分注意が必要になります。

また、調理後にタマネギを取り除いても、危険性が消える事はなく、少量のだし汁だけでも死亡してしまった例もあります。

他にも長ネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウなどの同属の植物にも、同じアリルプロピルジスルファイドが含まれています。

他にも、レーズン、ブドウ、アボガド、マカダミアナッツなどの食品にも命に関わる重度の中毒を引き起こす可能性があります。

愛犬の健康のためには、人間の食べ残しは絶対に与えないようにしましょう。

犬の食中毒予防に!光の力で驚きの効果を生み出す光触媒ミスト

梅雨の時期から夏にかけては食中毒が起こりやすい季節です。
犬の食中毒を予防するには、飼っているサークルやペットハウスはこまめに掃除をおこない、糞尿の処理も速やかに行うようにしましょう。
散歩の後は犬の体に寄生虫の卵や細菌、ウイルスなどが付着している可能性がありますので、食事の前はぬるま湯を絞ったタオルで丁寧に拭いて、しっかりブラッシングをしてあげましょう。