犬がタマネギを食べると、これらに含まれているアリルプロピルジスルファイドという成分が、血液中の赤血球(ヘモグロビン)を破壊してしまい、中毒症状を引き起こします。
タマネギを食べた際の中毒症状は、血尿、貧血、黄疸、嘔吐、下痢などが現れます。
このタマネギ類は、加熱しても毒性が消える事はありませんので、ハンバーグやすき焼き、カレーや牛丼など、飼い主の食べ残しを少量でも食べてしまわないよう、十分注意が必要になります。
また、調理後にタマネギを取り除いても、危険性が消える事はなく、少量のだし汁だけでも死亡してしまった例もあります。
他にも長ネギ、ニンニク、ニラ、ラッキョウなどの同属の植物にも、同じアリルプロピルジスルファイドが含まれています。
他にも、レーズン、ブドウ、アボガド、マカダミアナッツなどの食品にも命に関わる重度の中毒を引き起こす可能性があります。
愛犬の健康のためには、人間の食べ残しは絶対に与えないようにしましょう。